2016年02月19日
オルトンコーン
写真みえるかな~
窯の、のぞき穴を覗いてみると、オルトンコーンが曲がっているのです。
松庄の敷地内にあるショップ、 “ shiroiro-ie ” では、
店内に入るとすぐに 『オルトンコーン(窯の温度計)ご自由にどうぞ』のメモがある。
いつも、 「これなんですか?」と、聞かれるのですが
受けた熱量で倒れていく物で、焼成するときに釉薬を掛けた陶器の端にチョンと置き
焼度・耐火度を測定してくれるのです。
窯には、外にデジタルの温度計が備え付けられているので、
火をつけた窯の中の温度は分かりますが、温度計とオルトンコーンを確認することで、
より正確さがわかる為、うちでは置くようにしているのです。
最初、鉛筆のように直線なのですが、温度が上がるとグネ~ッっと曲がる仕組みになっています。
なので、shiroiro-ie に置いている
『ご自由にどうぞ』は、使用済みのものです。
一度、お客様に「そんなに興味があるのでしたら、捨てる物ですが お持ち帰りください♪」と、
言ったところ、お客様の目がキッラキラになったので、常時置くようになりました。
「オルトンコーン〇〇番!」と、注文するのですが、本当に沢山番号があり
松庄では、1150℃~1300℃で焼成するので、4番から12番を使用しています。
レンガ等々・・・。焼く商品で番号は全く違ってくるそうな。
最近、口を開けば息子達と、愛犬の話になるので、
本日は、焼きやの おかみさんみたいなお話をしてみました
Posted by 庄左ェ門 at 17:00│Comments(0)
│窯の仕事