仕事道具
算定基礎届の用紙を書いているとき、お使いを頼まれた。
ちょうど、銀行に行く用事があったので早速
丸二陶料 株式会社さん。
写真は、土に携わる道具の一角だけですが、陶芸材料は筆をはじめ、まだまだ沢山置かれています。
一般のお客様も入店できますので、以前、実家のご近所さんご夫婦を連れて行ってあげたことがあります。
作家さんのなかには、自分に合った道具を、木を削ったり、糸を張ったりして作られる方もいると
聞いたことがありますが、どちらとも、使用していくうちに土がこびりついて、良い味わいがあり
私は、職人さん達の、それらを見るのが大好きだ。
職人と言えば、むか~しむかし、私が幼稚園に通っている(キン蹴りと命名されていない)頃、
実家のお風呂が水漏れして、職人さんが(今思えば中学卒業したかしないかくらいの)
男の子を連れてやってきた。
親方は、とっとと水漏れを直して、若者だけを残して別の依頼場所へ行ったらしい。
若者は、のんびりのんびり風呂場一面に色とりどり・小さい物や、中くらいのタイルを張り付けていた。
幼稚園から帰った私も、横で貼り付けた。
こういう作業は、女子の方が向いているらしく、どんどん貼り付けていく私を、
あからさまにウザがっていた若者君。
「このタイルあげるから向こう行き~」と、言われた言葉まで覚えている
キレイなタイルだけしっかり受け取り、その場から離れなかった、ホントにウザい私。
(母も叱らんかったんやな~・・・。私やったら、絶対子供を叱りつけている)
若者君は、やはり仕込まれただけあって、水が流れていくところは、お花柄に、
壁際は、見事にメリハリつけて貼り付けていた。
ウザがられていたけれど、おやつタイムは向き合って食べた
「お兄ちゃん、タイル、花柄にしてスゴイな!」と、褒めたたえながら、おやつを食べた記憶がある。
実家に帰らせてもらって、お風呂に入ると今でも思い出す。
今時は、タイル張りにはしないけれど、実家のお風呂は、若者君が貼り付けてくれた当時のままです。
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